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Future Pressrelease from IWATE 10年後のプレスリリースコンテスト

― 2036年の自社の姿を、プレスリリースで描け ―

Future Pressrelease from IWATE チャグチャグ賞

株式会社1684

酒粕スキンケア
「1684 AZUMAMINE」、
全国30蔵以上へ展開――
岩手・紫波から、日本酒の新しい接点をつくった10年 株式会社1684(本社:岩手県紫波郡紫波町)プレスリリース

株式会社1684(代表取締役:古川恵美)は、2024年の創業から10年で、 吾妻嶺酒造店の酒粕を原料としたスキンケアシリーズ「1684 AZUMAMINE」の月間販売数を100個から5,000個以上に拡大した。 同時に、全国30蔵以上の酒蔵へ酒粕活用のノウハウを提供し、廃棄されていた副産物が美容原料として正当な価格で流通する仕組みを確立した。

■ 背景:酒粕の現実と、変化のきっかけ

日本酒の国内消費量は2024年時点で41万KL、ピーク時から約77%減という深刻な水準にあった。

株式会社1684は、吾妻嶺酒造店(1684年創業、岩手県最古の酒蔵)の業務支援を通じてこの現状と向き合い、 2024年10月に設立された。「飲む」から「暮らしに溶け込む」へ——日本酒の文化を広げる起点として、 酒粕スキンケアブランドの立ち上げを選んだ。

株式会社1684が2024年に酒粕をスキンケア原料として再定義したことで潮目が変わり始め、 スキンケアを入口に日本酒へ興味を持つ20〜30代女性が急増し、2031年には若年女性層の日本酒購買率が1684設立前比で2.3倍に拡大。 廃棄されていた酒粕は美容原料として正当な価格で取引されるようになり、2034年、清酒消費量は14年ぶりに前年比プラスへと転じた。

■ 取り組みの中身:3層にわたる変化
  • 第1層 ブランドの確立

    吾妻嶺酒造店の酒粕エキスを高配合した化粧水・洗顔石けんを起点に、10年でアイテム数を2から12へ拡充。 川徳百貨店(盛岡)への常設ブース設置を皮切りに、全国12百貨店でのポップアップを重ね、 「酒粕美容」カテゴリでの認知を確立した。

  • 第2層 紫波町の酒文化おこし

    岩手県紫波郡紫波町・オガール内に直営ショップを開設。1684製品・吾妻嶺のお酒・町内他蔵の試飲販売・酒粕名産品を一体的に展開し、 町内他蔵と共同で「酒のまち紫波」として情報を発信。ふるさと納税を通じた関心人口が増加し、訪問者数にも変化が生じた。

    また、2024年秋から吾妻嶺酒造店と共催で「紫波町はしご酒イベント」をスタート。 地元の蔵のお酒を片手に商店街を巡る体験型イベントとして、初回から100名超が参加した。年2回の定期開催を重ねること12年・計24回、 延べ参加者数は5000名を超え、かつてシャッターの目立った商店街に新規出店が相次ぐなど、町の賑わい再生に貢献した。

  • 第3層 業界全体への波及

    商品開発・販路・ブランディングのノウハウを、全国30蔵以上へ水平展開した。なかには廃業を検討していた小規模蔵が5蔵含まれており、 酒粕スキンケア事業への参入を機に経営を立て直した。酒粕が副産物から美容原料へと再定義され、 正当な価格で取引される形が産業慣行として根付いた。

Before → After

Before(2024年)

酒粕の大半は廃棄・低価格処分。日本酒との接点は「飲む」のみ。酒蔵文化は縮小傾向。

After(2036年)

酒粕が正当価格で取引される美容原料に。「肌で楽しむ」接点が生活者に定着。

■ 数字で示す成果:削減と創出
※横スクロールできます
項目 2026年 2036年
月間販売数 100個 5,000個以上
年商 360万円 5,000万円以上
提携酒蔵数 1蔵 30蔵以上
アイテム数 2品 12品
販売拠点(百貨店) 0店舗 12店舗
酒粕の扱い 廃棄 美容原料として流通

生活者は「日本酒を飲まなくても酒蔵と関わる」選択肢を手に入れ、酒蔵は廃棄コストを削減しながら新たな収益源を創出した。 削減と創出は酒粕という一つの素材を正当に扱うことで同時に実現した。

■ 代表コメント 古川 恵美(代表取締役)

私自身はもともと岩手に縁はなく、吾妻嶺酒造店の業務支援をする会社にいたことがきっかけで蔵と出会いました。

蔵元が『スキンケアで日本酒の魅力を広げたい』と話してくれた時、私が感じたのは共感よりも怒りに近い感情でした。

一般的にも肌にいいとよく知られている「酒粕」、しかも無添加で手仕事で大切に作られている素材が、 吾妻嶺酒造店だけで年間1トン以上も捨てられている。なぜこれほど良い素材が、ほとんど捨てられているのか、と。

捨てられていたものを、ちゃんとお金に換えること。会社を立ち上げた時から、 吾妻嶺酒造店では手仕事ゆえに増産できない日本酒の売上を、スキンケア事業の売上で超える、 ということを一つの目標にしてきました。

それが実現した時、日本酒業界の利益構造は変わると信じていたからです。そして創業8年目、 吾妻嶺酒造店と株式会社1684の間では、スキンケア事業の売上がお酒の売上を超えました。

1684がモデルになって、全国の酒蔵がそれぞれの酒粕で新しい価値を生み出せる仕組みができた今、 岩手・紫波から日本酒が『暮らし』の中に溶け込む日本を、そして新しい日本酒の価値を見出すことができたと確信しています。

■ 会社概要
会社名 株式会社1684(イチロクハチヨン)
代表者 古川 恵美(代表取締役)
所在地 岩手県紫波郡紫波町土館内川5
設立 2024年10月
事業内容 岩手県最古の酒蔵・吾妻嶺酒造店(1684年創業)の酒粕をアップサイクルしたスキンケアブランド
「1684 AZUMAMINE」の企画・製造・販売、および全国酒蔵への酒粕活用ノウハウの提供

選定理由

岩手・紫波の酒蔵文化と美容を結びつけ、日本酒の新たな接点を創出した岩手発の取り組みとして、先輩スタートアップの視点から選出。